最近のようす。
こんにちは、ズコウシツです。
非常事態な毎日、いかがお過ごしでしょうか。
UMEBACHI FURNITURE は、ショールーム・ショップ部分は休業とさせて頂いています。
家具のお問い合わせは、メールや電話で対応しています。
木の小物はホームページ内のオンラインショップで購入可能です。
実は、先日一周年を迎えました。
工房の扉をやっと作ることができました。
お店っぽくなって、なかなかいいかんじです。
新しい一年が始まっています。
ウメバチさんは、従業員一人なので、毎日出勤しています。
ありがたいことに、あぁ仕事がなくなるって時に新しいお仕事を頂き、首の皮一枚でつながっているかんじです。
ウメバチさんの道具。
この、お札みたいなデザインの名前のシール、使ってる人たまにいますよね。
これって、自作なんだろうか??
ズコウシツも、新しい形の豆皿を作り始めました。
なかなか、かわいいんじゃないかなと思っています。
相変わらず作業時間が少ないので、なかなか進まないんですけどね。
桜を削っていると、良い匂いがするんです。
また、いつまでこの状況が続くかわからない毎日、お家で楽しめる商品も考え中。
間に合うかわからないけど、母の日や父の日ギフトも考えたい。
準備ができたら、お知らせします!
先日、自分の運動神経を過信したウメバチさんが積んである材料を飛び越えた瞬間、着地に失敗、捻挫するということがありました。
何事も、一歩一歩丁寧にってことだ。
今のこの状況も、一人一人ができることから少しずつ。
しんどい時期かもしれないけど、その中でも楽しく過ごせるように、と心がけるようにしています。
みなさんも、どうかお元気で。
報告いろいろ
ご報告①
もうずいぶん経ってしまいましたが、2/29はちゃぶだい百貨店への出店でした。
ズコウシツは初めての出店。
突然、学校が休みになるってなった直後だったので、開催はとても悩みました。
ほら、こういうのをすぐとやかく言いたい人っているじゃないですか。別にいいけどさ、他の出店者さんにも迷惑がかかったら嫌だな、とか。
入場の際のアルコール消毒の徹底、スタッフはマスク着用、体調の悪い方へは自粛をお願いなど、できることをした上で開催しました。
結果、開催して本当に良かったと思いました。もちろん、色んな意見はあるかと思いますが。
みんな楽しそうだったし、もちろん感染者も出ていない。
ただ、子連れ出店、しんどい。。お向かいで出店されていた暮品さんの素敵な器を割るんじゃないかと何度も肝を冷やしました。
UMEBACHI FURNITURE のイベント出店での売り上げも過去最高!嬉しい!売れたことも嬉しいんだけど、買ってくれた人がどんな人で、何を気に入ってくれたのかがわかるってとっても嬉しいことだ。
来てくださった皆様、本当にありがとうございました!
ご報告➁
石川真さんのブログ「川越STYLE」で紹介して頂きました。
https://ameblo.jp/korokoro0105/
真さんにはちゃぶだいでもお世話になっておりますm(__)m
ほんと、しみじみ思うのが、あのインタビューがこんな文章になるのか、と。やっぱり文章を書く人はすごいなぁ。
ウメバチさんと「なんか・・・きれいな文だね」「うん・・きれいだよね」と、キレイキレイ言い合ってしまいました。我らの写真写りに関しては、実際以上にキレイにはならなかったようですが。実物に忠実です。
お知らせ
ブログでも紹介して頂きましたが、ちゃぶだいにて小物を少し販売することになりました。ウメバチのベビースプーンとコーヒーメジャー、ズコウシツの豆皿とモビールを。
また、子供用の箱椅子も置いています。こちらは売り物ではなくお客様に使ってもらうためのもの。箱椅子が気になっている方、ぜひお試しください。
なかなか製作時間がまとまって取れないのでゆっくりの生産となりますが、ズコウシツはまだまだ続きまーす!!
作家と職人
さぁ、材料をたっぷり仕入れました。
UMEBACHI FURNITURE では、材料を丸太で購入しています。
家具を作る時、テーブルの天板や椅子の座面などにはたいていの場合板を何枚か接着します。長さは一枚でも足りますが、幅はなかなか足りないためです。同じ樹種でも木によって色が違うので、丸太で買うと色を合わせやすいのです。
材料が届いた日は、まるで工場が森になってしまったかのように、木の生命力に圧倒されました。もう切られてしまったものなのに「生命力」とは変な表現かも知れませんが、感じるんです、生命力を。
木の命を頂いている。そう感じます。大事に使わなければね。
注文を頂いたテーブルの製作も進んでいます。
まだ小さなお子さんがいるご夫婦の新居へ大きなラウンドテーブルを。新築した二世帯住宅に6人掛けの大きなテーブルを。
これからそれぞれの家庭で、たくさんの素敵な時間を提供できますように。
傷や染みもつくでしょう。日に焼けて色が変わることもあるでしょう。それらも、家族の記憶の一つとなればいい。これからずっと、長い時間を一緒に過ごせる家具を心をこめて丁寧に作っているところです。
作家と職人
ウメバチさんといつも悩むのはズバリ、値付けです。
やっぱ、高いよ。オーダーメイドの無垢の家具。仕方ないよ。
高くなる理由もわかる、高いものには高いなりの、安いものには安いなりの理由がある、そんなことはわかってる。良いものを長く使うライフスタイルっていいと思う、そうしたいと思う。だけど気持ちとは裏腹に、経済事情が追いつかない。そんな人ってたくさんいると思う。
自分のスタイルを貫くのが作家さんだとしたら、できるだけ個々のユーザーの希望をかなえるのが職人なのかな、と思った。あくまで個人的見解です。
もちろんウメバチさんだって、自分のスタイルを貫きたい。だけどもし、どこか一つ妥協するだけで誰かに手が届く値段になるのだとしたら。たとえば、複雑な造りになるちゃぶ台の折り畳みの機構を金具に変えれば、だいぶ手間が省ける。どこまで妥協するか、は、線を引かなければいけないとは思うけれど、その人なりの「長く使える良いもの」に寄りそって物づくりをすることも、オーダーメイドだと思う。
ウメバチさんに、「作家と職人のどっちになりたい?」と聞いたことがあります。
ウメバチさんは職人だと答えました。
色んな人に、長く使ってもらえるものを届けられるといいね。
イベント出店のお知らせ
2月29日、川越のゲストハウスちゃぶだいの「ちゃぶだい百貨店」に出店します。
私が本業にしている場所ですが(;^_^
11時~16時まで。
ズコウシツのものも少し並べられる予定です。
「春をまつ日々」と名づけたイベント。家にこもりがちな寒い毎日、家の中でそばにいてほしいものたちを集めました。
ほかに、
川越市内で陶磁器ブランド「暮縞」と素敵な生活雑貨のお店を営む「暮品」さん、
墨田区で週に一度、間借りで開店する南インドの定食屋「umitoyama」さん、
吉見町でワークショップと雑貨のお店を営む「WOOLY」さん、
そしてちゃぶだいの庭に佇む、オーダーメイドの眼鏡店「澤口眼鏡舎」さん。
わくわくさせる皆様と一緒に一日過ごせることになりました。
ぜひお越しください^^
一つ一つ、一歩一歩。
ズコウシツでいま作っているのは、小さなものばかりです。
豆皿、小皿、これから作りたいのがモビール。
木を扱うことに関して初心者ではないですが、ウメバチさんに比べたらまだまだまだ。
端材を使っていることに加え、技術的なこともあり、ズコウシツの商品はウメバチさんのものに比べて価格を抑えようと思っています。
まずは気軽におうちに連れ帰ってもらって、木のある暮らしを少しでも体感してもらい、また何か木のものがほしいと思ったときにウメバチのことを思い出してもらうため、そんなことも考えています。
いくつか作った豆皿の中に、フリーハンドでかたどったものがあります。
大量生産ではできないもの、自由な形のものを作ってみようと思ったからです。
でもなんだか、工作感、素人っぽさが出てしまう。きっちり作られたものに目が慣れているからなのか、単純に技術の問題か。わからないけれど、こういうのが好きな人もいるかも?と思い、まずは最後まで仕上げてみるつもりです。いろいろ試してみないとわかりませんからね。
でも今は暇さえあればお皿を掘っていたいです。楽しくて楽しくて。
作業が終わるころにはいつも木くずまみれになっていて、木の匂いが染みついているかんじに。
さて、ウメバチさんのところにテーブルの相談が複数入りました。わーい!
知ってもらえたきっかけは、昨年11月に出店した「KODAWARIのいと」というイベントです。
まだ事業を始めたばかりなのに出して頂けて、その結果お仕事に繋がって、感謝しかない。
今は本当に、一つ一つのご縁がありがたくて仕方がないときです。でも、今だけじゃなくて、売れて売れて笑いが止まらなくてもう注文受けられないよっ!ってなっている(はずの)数年後も、そのあともずっと、一つ一つのご縁を大切にしていきたいです。
ウメバチ一家の日常
作品には直接関係ないけど、ズコウシツと UMEBACHI FURNITURE がいまどんな風に稼働しているかというお話。
ウメバチ一家の朝
だいたい、一番に起きるのは息子です。私が宿の宿直でなければ、私と息子の2人で一緒に寝ています。
ウメバチさんは寝相が悪いということを理由にして一人でゆうゆうと寝ています。でも私が宿直の日は、ちゃんと息子と同じ布団で寝てくれます。
息子は起きるとテレビのリモコンや絵本で私を叩き起こしたりする日もあれば、一緒にまどろんでいる日もあります。
オムツを替えて、保育園の準備をして、着替えさせて、ご飯を食べさせて、送り出します。朝、保育園へ連れていくのはウメバチさんの役目です。
私はその後、朝ドラを見ながらご飯を食べて、洗濯物を干して、朝の準備をします。
宿のシフトがお休みの日だと軽く掃除や料理をしてから工房へ向かいます。
ズコウシツの稼働日は
宿のシフトがお休みの平日は午前中からたっぷり作業ができます。
保育園のお迎えは私の役目なので、16:30くらいまで。
宿直明けで午前中で上がりの日の午後とか、午前中のミーティングだけの日の午後とか、空いた時間に作業をする日も多いです。
愛車の電動自転車で川を越え、ウメバチさんの工房まで片道約20分。産後太りにいい運動です。
作業中はラジオを聴きながらそれぞれの世界。
たまに、これどう思う?などと相談もしつつ淡々と手を動かします。
暖房がない寒い工場。私は大きなものは作らないので、小部屋でストーブを焚いてひきこもっています。その小さな小部屋が今はウメバチのズコウシツ。
ウメバチ一家の夜
息子と帰宅した私は、コバエのようにまとわりつく息子の注意を適度にそらしつつご飯の用意。
ウメバチさんが帰宅すると、まず息子とのお風呂タイムです。
それからご飯を食べさせ、寝かしつけ。寝かしつけは私と息子がいちゃつく時間。「ぎゅ」と言ってくっついてきたり私の鼻の穴に指を突っ込んできたり、それはもうかわいいのです。
ウメバチさんはその間、だいたいパソコンに向かっています。ヤフオクで趣味の自転車をチェックしている日もあるけれど、ホームページの更新内容に悩んでいたり、お客さんとのやりとりに悩んでいたりします。
FAQにこれ追加したらわかりやすいかなぁ、この説明で伝わるかなぁ、このお客さんの要望に応えるもっといい案があるんじゃないか、、、。
それはそれは、まじめな人です。
ぼそぼそと会話をしつつ、私も家でできる仕事をちまちまと進める、色気のない夫婦の時間があり、一日が終わります。
一人の子供と一組の夫婦がいる、ごく普通の家族、だと思います。
これからどんな未来が待っているのでしょうね。
ズコウシツとは。
初めまして。
ズコウシツと申します。
私は川越市にある UMEBACHI FURNITURE というオーダー家具工房の中でズコウシツを担当しています。
ズコウシツとは、工房主のウメバチさんが家具を作る過程で出た端材などの「捨ててしまうもの」を利用してなにかを作っている部門です。一人しかいないけど「部門」と言ってみた。
つまらない言い方をすると、私たちは夫婦です。
このブログでは、ズコウシツのことと、妻の目から見たウメバチさんのことを書いていこうと思っています。
ズコウシツで作るものは、ラクガキのようなイメージのもの。
すごくきれいとか、上手とかじゃないけど、愛着がわいてしまうもの。
と、技術力のチセツさを言葉でカバー笑。でも、丁寧に作ります。
ズコウシツがある理由は、まず、端材の利用、そして UMEBACHI FURNITURE を知ってもらえる入り口を増やすこと。
そして、もう少ししたらズコウシツには次の展開がある予定です。まだ言えないけど。
ウメバチさんの作るものは、緻密で、きれいで、技術のある人にしか作れないもの。触り心地も良く、ついべたべた触ってしまいます。
どんどん愛着がわいて、育てるように使い続けられるものを作っています。
UMEBACHI FURNITURE は、去年の4月に開業したばかりです。つまりまだお客さんがあまりいません汗。つまりまだ収入があまりありません大汗。
少しでも知ってもらえるように、私たちは色々考えているところです。
モノを売るって難しいですね。
私はいま、川越市内にある「ちゃぶだい」というゲストハウスの運営と、一歳半になる息子を育てることを本業にしています。ちゃぶだいも、先日やっと一周年。我が家の貯蓄は減る一方笑。
今こんな状態で、息子をどこまで育て上げられるか、も、このブログの読みどころかも知れませんね!
もともとは手を動かして物を作ることもすごく好きで、前職はオーダーメイドの額縁を作る会社で働いていました。一旦離れてしまったものづくりの仕事を、また少しずつできることが今はとても嬉しい。
家族のわちゃわちゃな話と、ものづくりのお話。
ズコウシツのはじまりはじまり。